脊椎動物門 哺乳綱 長鼻目 ゾウ科
アフリカゾウ
Loxodonta africana africana
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分 布
アフリカ大陸サハラ砂漠以南の半乾燥地帯やサバンナ、森林地帯
体長・体重
約5.4〜7.5m ・ 約4.5〜6.5トン
【アフリカゾウ】
陸上最大の現生動物。アフリカ大陸サハラ砂漠以南の半乾燥地帯やサバンナ、森林地帯に棲息しています。体高(肩高)は3〜4mにもなり、体重は4.5トンから6.5トン、大きいもので7トンを越す大人のゾウもいます。
かつて100万頭以上いた個体数も、象牙目的の狩猟などによりわずか10年たらずで半数まで激減しました。現在は積極的に保護対策をとられていますが、密猟は後を絶たず依然深刻な問題となっています。日本は象牙の消費大国のひとつであり、これらの問題の根幹の部分で深い関わりがあると考えられるでしょう。
ゾウの群れは大人のメスと子どもたちから成り、通常10数頭で群れを形成します。成熟したオスは単独で行動し、繁殖期以外群れに近づくことはありません。群れでは最長老のメスがリーダーとなり統率します。大人のゾウには基本的に天敵は存在しませんが、子どもはライオンなどの肉食獣に襲われることもあるため、子どもが休む時には大人のゾウたちがその周りを囲み守ります。
ゾウはたいへん頭がよく、数百キロ先の水場の位置も記憶しており、乾期には水を求め群れで長い距離を移動します。また、地下水を掘り当てることも出来るため、水場が枯れ果てるようなことがあると井戸を掘り急場をしのぎます。この井戸は他の野生生物にとっても命の源となり、たいへん重要な役割を果たします。
死んだ仲間を悼む行動を見せることでも知られ、病気などで命を落とした仲間のもとを何日も離れないこともあります。また、白骨化した仲間の骨がある場所に繰り返し訪れ、交互に鼻で骨を撫でる行動は、「ゾウの墓参り」として有名です。
その巨体を維持するため1日の行動の大半を食べることに費やし、木の枝葉や樹皮、草を食べます。すり減った歯は奥の方から何度も生え変わります。
長鼻目の特徴である長い鼻は、もともと上唇と鼻が一緒に進化し伸びていったもので、骨はなく筋肉でできており、器用な鼻先で大豆ほどの大きさのものをつまむこともできます。
(2005.3)
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