脊椎動物門 鳥綱 カモ目 カモ科
オシドリ
Aix galericulata
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分 布
日本、中国北東、シベリアなどアジア東部の湖沼、河川
体 長
約40〜48cm
【オシドリ】
日本、中国、シベリアなど、アジアの東部にのみ棲息するカモの仲間の水鳥です。オスは色とりどりのたいへん美しい羽根を持ち、メスは同じ鳥と思えないほど地味な色彩です。
エサは藻や水草など、水辺の植物を主に食べます。雑食性であるため、時期によってはドングリなどの木の実や、カエル、タニシなどの小動物も食べます。水鳥の特徴である水かきがありますが、他の水鳥に比べ指がよく動くため、器用に木の枝に止まることもできます。
オスの鮮やかな羽根は求愛時に真価を発揮します。背中に立っているオレンジ色の1対の羽根は、その形がちょうどイチョウの葉に似ていることから「イチョウ羽」と呼ばれています。オスは求愛の際、普段はたたんでいるイチョウ羽をピンと立て、更に頭から首にかけての鮮やかな羽毛をふくらませ、目当てのメスへ自分をアピール(ディスプレイ)します。
オシドリの求愛行動は秋に行われ、誕生したカップルは冬の間、その絆を深めます。「おしどり夫婦」という言葉があるように、つがいは仲がよく、オスはメスをとても大切にします。しかし、オシドリが夫婦でいるのは秋から翌年の春にかけての約半年間だけです。メスの産卵が近づく頃、「おしどり夫婦」は解消され、メスは産卵・子育てに専念します。オスは子育てには参加しません。メスは木の洞などを巣として利用し、十数個の卵を産みます。1ヶ月程でヒナは孵り、生まれて約1日で巣立ちます。その後は母鳥の後をついてまわり、2ヶ月程行動を共にし、生きる術を母親から学びます。秋、再び恋の季節となり、また新たな「おしどり夫婦」が誕生します。
オシドリは、かつて里山など水田周辺で普通に見ることができましたが、開発などの影響により、その姿をあまり見かけることがなくなってきました。
(2005.4)
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