以前はオオオオハシとも呼ばれていました。中央アメリカから南米の熱帯雨林などの樹冠に棲息する大型で美しい鳥です。比較的開けた河川沿いの森林や、時には農家の周辺にまで営巣するため、現地ではその姿を捕らえることは意外なほど容易なようです。極彩色で目立つ大きな嘴(くちばし)は、見かけは重そうに見えますが、中は空洞で蜂の巣状に骨質の支柱によって支えられており、非常に軽く丈夫な構造になっています。木の実や果実などを主に食べ、嘴で餌をくわえ頭部をのけ反らせてそれらを奥へ放り込むような食餌の摂り方をします。
特に絶滅の危機に瀕しているというわけではないのですが、ペット需要などで人気が高いため乱獲を危惧してか、ワシントン条約で取引が規制されています。ブラジルの国鳥です。(2004.12) |