脊椎動物門 両生綱 有尾目 イモリ亜科 マルクチサラマンダー科
メキシコサラマンダー(アホロートル)
Ambystoma mexicanum
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分 布
メキシコ、高地のソチミル湖およびその周辺
体 長
約15cm〜20cm
【メキシコサラマンダー(アホロートル)】
「アホロートル」とは原産地の土着語で「水と戯れる」という意味があり、マルクチサラマンダー属の幼形成熟した個体の総称として使われてます。日本では一般的にメキシコサラマンダーの幼生を「アホロートル」として認識されているようです。よく名前だと勘違いされている「ウーパールーパー」とは、1980年代に日本でアホロートルブームが巻き起こった際、商標登録されたキャラクター商品名です。
メキシコサラマンダーはメキシコの高地にある湖などの涼しい環境に棲息しており、野生種は近年の環境破壊にともない著しい個体減少が問題になっています。そのためワシントン条約でも保護されていますが、ペットとしては人工的に繁殖された個体が安定して市場に出回っています。一般的にペットショップなどで見かける淡いピンクの個体は、品種改良によるアルビノと呼ばれるもので、他にもゴールデンなど様々な色彩変異が存在します。野生下では黒色の個体が主流です。
アホロートルは、幼生のまま性成熟する幼形成熟(ネオテニー)という特殊な生態を持ち、頭部の周りに生えているように見える特徴的な長い房状の組織は、外鰓(がいさい)と呼ばれるエラです。通常、イモリの仲間は幼生のうち外鰓で呼吸し、やがて成長とともにこのエラを失い、上陸して肺呼吸となります。アホロートルは、棲息環境下のなんらかの影響により上陸することをやめ、幼生のまま繁殖を含め一生を水中で過ごすようになりました。飼育下では甲状腺ホルモンを注射するなどして人為的に変態させ上陸させることはできますが、野生ではあまり見られないようです。
(2004.9)
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