アフリカに棲息する世界最大級のサソリ。
夜行性で、日中は倒木や朽木、岩陰などでじっとしており、夜間に餌である昆虫や小動物を求めて活動します。
一対の巨大な鋏と4対の脚を持ち、黒光りする光沢のあるボディが特徴です。「大王」いう名に相応しい貫録十分な姿をしていますが、尾部は比較的細く、毒針の毒性もそれほど強力なものではありません。
メスは産み落とした子供を背中で保護し、しばらくの間、子育てをする習性があることで知られています。
ちなみに日本にも、八重山諸島に「ヤエヤマサソリ」「マダラサソリ」の2種のサソリが棲息しています。これらのサソリも毒性は弱く、あまり危険な存在ではありません。(2005.10) |